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フレンチ of ナッシュビル

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Rule of 80

1月の初めに8階のエンジニア部で働いていた
メリーさんがリタイヤーした。

メリーさんはまだ55歳。

私が電車通勤をしていた頃、
自治体のジムで朝一緒に運動したり、
仕事関係でも深い関わりのある女性です。

55歳でリタイヤー出来たのは
政府機関で良く活用される
「Rule of 80」という制度があるからです。

勤続年数と年齢を足して80を過ぎれば
62歳に達していなくても
ペナルティー(減額)なしでリタイヤー出来
自治体から年金が支給される仕組みになっている。

この方は55歳の若さで
勤続32年という経歴の持ち主。

若い頃、カンボジアから難民としてアメリカに渡り
息子2人を大学院に送り出し、

エンジニア部の予算を管理する
マネージャーとして働いていた
責任感の強い、頑張り屋の女性でした。
Rule of 80_f0303797_17273610.jpeg
カウンティーの年金支給額は勤続年数と年収で決まるので
メリーさんは、最高支給割合の51%(月収の51%)が
毎月年金として支給される計算になる。

まだ若いので国からのソーシャル・セキュリティーを
受け取るまでには最低7年はあるが
老後の生活は保証されている。

追記:

「Rule of 80」について質問がありましたので
いくつかの要点をまとめてここに付け足します。

「Rule of 80」という制度は、
アメリカ政府や地方自治体で働いている
公務員などに支給される退職金の
支給時期を通常の62歳よりも
早めに開始する制度です。

民間の企業ではこの退職金制度 (Defined Benefit Pension Plan)
そのものが近年無くなってきているので、
こういう制度がある民間企業は少ないです。

ここではっきり区別しておきたいのは
401(k),401(a), 457とかの
個人と企業がリタイヤーに備えて
投資する制度(Defined Contribution Plan)や

アメリカ政府から支給される
老齢年金-ソーシャル・セキュリティーとは
全く違う年金制度に適用されるルールだという事です。

Commented by Kiko at 2016-02-06 03:16 x
Miekoさん、こんにちわ。 今日ブログのコメントが書けるのでお邪魔しています。 毎回、興味深く読んでいます。 

政府機関で勤務している人だけ、このRule of 80が活用出来るのですよね? 55歳で定年出来ると良いですよね。 定年後の人生を満喫できますよね。 私のボーイフレンドも55歳で定年したい(する予定)ようです。 でも、彼は、まだ、若いので先が長いのですが。 私は、67か68歳まで働く事になりそうです。 

素敵な週末を旦那様とお過ごしください。
Commented by miekofrench at 2016-02-06 19:16
KIKOさん、67か68歳までですか。長いですね。私は62歳でリタイヤーです。KIKOさんもアメリカで仕事長いですけど、息子さん2人を育てて頑張っているKIKOさん応援してますよ。クーパー君は55歳でリタイヤー希望なんですね。
スーパーボールで賑わう職場の写真みましたよ。凄く盛り上がっていますね。いつもはCowboysを応援する主人ですが、明日はそちらのPanthersの対戦相手チームのBroncosの応援しますよ(笑)。




Commented by miekofrench at 2016-02-07 21:09
KIKOさんの最初の質問、追記をみてくださいね。
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by miekofrench | 2016-02-05 18:04 | 仕事、勉強 | Comments(3)